書籍紹介

■ 全国19施設,250例以上の提供症例から100例を厳選して収載.
■ 症例ごとに発見時X線像,術前X線像,内視鏡像,切除標本写真,組織像を呈示.
■ 全例にX線像の肉眼的異型度から導かれたカテゴリー(5分類法)を付記.
■ 撮影から診断までの「流れ」を追いながら,ひとつひとつの症例を深く読み解き,独習できる実践的な症例集です.
■ 写真1,219点 図版16点

 全国の胃がんX線検診施設から貴重な症例をご提供いただき,心から感謝申し上げます.お陰さまで,提供された胃がん例の中から100例を厳選させていただき,X線読影の手引き書としてまとめることができました.
 本書では,胃がんX線検診で発見された症例のX線画像を中心に,精密X線検査で撮影された胃癌のほか,非上皮性腫瘍(胃リンパ腫やGIST)のX線像を加えて提示しました.検診発見例では各症例の初頭に初回撮影のX線像を提示し,読者自身に病変部位やX線所見の特徴から良悪性判定に至るまでの読影を行ってもらうことにしました.そして,次頁には追加撮影のX線像や術前精密検査のX線像,さらに切除標本写真と組織所見再構築図を提示し,X線像と肉眼ならびに組織所見との比較対比をはじめ,良悪性判定や拡がり,あるいは深達度診断に必要な所見を把握できるように組み立てました.ご自身の胃X線撮影技術と胃癌X線読影・診断のレベルを確認し,参考になるところは積極的に補っていただき,撮影手技の洗練と読影力の強化が図れるようにしたつもりです.読者にとって,新たな目標や自信の発見につながれば幸いであります.
 新・胃X線撮影法(以下,新撮影法と略)が日本消化器がん検診学会の胃がんX線検診の基準撮影法として採用されて,およそ10年が経過しようとしています.その間,新撮影法は急速に拡大し,全国の検診施設で導入されるとともに,その有効性を評価する報告が多くなされています.新撮影法の特徴は,抗コリン剤は使用せず,高濃度・低粘度のバリウム製剤(200〜220w/v%)を150ml前後使用し,発泡剤(5g)による二重造影法を中心に最小限の画像数で手順にしたがって撮影を組み立てることにあります.
 熊倉賢二博士の指導のもとに新撮影法を考案した者として知っておきたいことは,新撮影法に対する各施設の撮影者と読影者の画像精度の評価であります.新撮影法では胃部撮影の画像数(曝射数)が規定され,対策型検診では8画像,任意型検診では12画像となっています.撮影の手技や手順もマニュアル化され,腹臥位の前壁二重造影では圧迫用のフトンを使用することが基準化されています.透視下で異常像に気づいた場合は,任意で最小限の追加撮影を行ってもよいことになっています.これは,透視下像の観察は病変発見の大きな手がかりになるからであります.しかし,検査は短時間内で行うことが求められるので,透視観察と撮影の技術習得が必要であることは言うまでもありません.各施設の技術評価については,本書に掲載された画像と貴施設で撮影された画像とを比較しながら評価していただきたいと思います.
 新撮影法のコンセプトは,NPO日本消化器がん検診精度管理評価機構(以下,NPO精管構と略)によると手技が簡明で,診断に必要な最低限の画質が得られ,精度管理の基盤となり,成果を期待できることにあります.誰が撮影しても同じような画像が得られるように胃X線検査をマニュアル化したものです.新撮影法による画像精度の評価は,前述したように一般的には改善したとする報告が多く見られます.しかし,一方では新撮影法を導入しても画像の精度が思うように向上しないという声もあります.調べてみたところ,その原因の多くは実際的な運用における撮影手技や手順の誤解や曲解にあることが判明しています.これら撮影技術に関する誤解や曲解を減らすために,NPO精管構は技術講習会を開催し,その中で撮影技術の実技指導を行っていますが,開催できる施設がなくなりつつあることが危惧されます.
 近年,ヘリコバクター・ピロリ菌関連慢性胃炎が胃癌発生の高危険因子であることが判明し,胃がんX線検診では慢性胃炎を考慮した読影基準の再構築が試みられているところであります.本基準は胃癌を主眼とした良悪性判定区分の指標であるため,X線的な良悪性判定の基本所見を明確にし,これを共通な指標とする必要があります.胃癌X線診断の究明に取り組んできた先人達は,X線,肉眼,組織所見について相互の比較対比作業を繰り返し行い,診断根拠を求めてその研究成果を報告し,討論を積み重ねてきました.これによって,胃癌の肉眼ならびにX線的な特徴像が明確となり,診断指標を把握しやすくなりました.しかし,胃癌に特徴的な像を呈する病変に対する診断には問題はありませんが,悪性像に乏しい病変になると良悪性判定の指標をどのような所見に求めたらよいのか,その判定に悩み,あるいは間違うことにもなります.近年ではこのような良悪性判定に苦慮する病変が増加の傾向にあります.どのようなX線所見をもって良悪性判定を行えばよいのか,その基本所見を明確にしないままX線的な良悪性判定の区分を設定しても,判読する人の多くが混乱することは必至でありましょう.
 本問題を解決するために,私どもはX線的な良悪性判定の基本所見を求めるにあたって,生検病理組織診断学の概念を導入することにしました.すなわち,X線的な良悪性判定の基本所見として,正常粘膜像からの肉眼的な形態の“かけ離れの程度”を“肉眼的異型度” と定義し,これを指標に異常像を5つの群に類別(カテゴリー分類)し,相互間の所見を比較しながら解決の糸口を探ってみることにしました.また,読者の皆さんにとっても,X線的な良悪性判定の究極的な所見とは何か,悪性らしさの判定に必要な所見とは何かなどについて考えてみるよい機会のように思います.
 本書の特徴は,新撮影法ではどのような病変がどのように描出され,そしてどのように読影されているか,実際に発見された病変のX線像,肉眼像,組織所見などについて知ることができることにあります.また,胃癌X線読影の能力を自ら判定することも可能です.また,本書で紹介した胃癌X線読影における考え方や理論などを参考に各自の読影法と比較してみてはいかがでしょう.本書をご一読いただき,胃がんX線読影の手引き書となれば幸甚に存じます.
 上梓にあたり,日頃よりご指導を賜っております中村恭一博士に深謝致します.また,粘り強く執筆をサポートしてくれた齊藤隆,竹内修平の両氏に心から感謝します.

目次

【総論】
第1章 胃癌X線診断の基本的なこと
1.1 X線的な良悪性判定の指標
第2章 X線的な良悪性判定基準の求め方
2.1 組織構築からみた胃癌臨床診断の肉眼的指標
2.2 胃癌の肉眼型と“肉眼的異型度”の関係
2.3 X線的な良悪性判定の基準となる所見の求め方
2.4 肉眼的異型所見
 症例2-1 進行型癌 腫瘤型(1型)のX線諸像
 症例2-2 進行型癌 潰瘍型(2〜3型)とびまん浸潤型(4型)のX線諸像
 症例2-3 表在型類似進行癌のX線諸像(その1)
 症例2-4 表在型類似進行癌のX線諸像(その2)
 症例2-5 進行型類似早期癌のX線諸像
 症例2-6 隆起型表在型癌(Ⅰ〜Ⅱa型)のX線諸像
 症例2-7 陥凹型表在型癌(Ⅱc型)のX線諸像(その1)
 症例2-8 陥凹型表在型癌(Ⅱc型)のX線諸像(その2)
 症例2-9 Ⅱa+Ⅱc型表在型癌のX線諸像
 症例2-10 進行型癌の側面像(その1)
 症例2-11 進行型癌の側面像(その2)
 症例2-12 進行型癌の側面像(その3)
 症例2-13 表在型癌の側面像(その1)
 症例2-14 表在型癌の側面像(その2)
 症例2-15 表在型癌の側面像(その3)
 症例2-16 表在型癌の側面像(その4)
第3章 胃癌X線検診における良悪性判定基準の求め方
3.1 X線的な良悪性判定の区分はいくつに分けるべきか
3.2 胃癌の肉眼的異型度とカテゴリー分類(5分類法)
3.3 癌組織型とカテゴリー分類(5分類法)
3.4 陥凹型表在型癌とカテゴリー分類(5分類法)
 症例3-1 54歳,女性.カテゴリー4の例
 症例3-2 52歳,女性.カテゴリー2〜3とカテゴリー4の例
 症例3-3 38歳,女性.カテゴリー2〜3の例
 症例3-4 74歳,女性.カテゴリー3〜4の例
 症例3-5 52歳,男性.カテゴリー2〜3の例
 症例3-6 63歳,男性.カテゴリー4の例
 症例3-7 73歳,男性.カテゴリー1とカテゴリー3〜4の例
 症例3-8 66歳,男性.カテゴリー3〜4の例
 症例3-9 67歳,男性.カテゴリー2〜3の例
 症例3-10 59歳,男性.カテゴリー3〜4の例
第4章 胃癌X線診断の組み立て方
4.1 記憶した胃癌のX線画像に基づいた診断
4.2 肉眼的な立体構築図さらに組織構築図の想定を基本とした診断
4.3 癌組織型を基本とした系統的な診断
4.4 胃癌の体系から眺めた診断
 症例4-1 54歳,女性.Ⅱc型表在型癌(未分化型)
 症例4-2 36歳,女性.Ⅱc型表在型癌(未分化型)
 症例4-3 60歳,女性.Ⅱc型表在型癌(未分化型)
 症例4-4 61歳,男性.Ⅱc+Ⅲ型表在型癌(分化型)
 症例4-5 68歳,男性.Ⅱc型表在型癌(分化型)
 症例4-6 67歳,男性.Ⅱc型表在型癌(分化型)
 症例4-7 67歳,男性.Ⅱc+Ⅲ型表在型癌(分化型)
 症例4-8 41歳,男性.Ⅱc+Ⅱb型表在型癌(胃型の腺癌)
 症例4-9 68歳,女性.Ⅱc型進行型癌(胃型の腺管腺癌)
 症例4-10 54歳,男性.Ⅱc型表在型癌(胃型の腺癌)
 症例4-11 53歳,女性.Ⅱc型表在型癌(胃型の腺管腺癌)
第5章 X線的な良悪性判定の求め方と進め方
5.1 肉眼的な良悪性判定の所見の整理・集約
5.2 正常を基準とした良悪性判定の求め方
5.3 肉眼的異型度からみた胃病変の位置づけ
5.4 X線的な良悪性判定の進め方
第6章 二重造影における胃小区像の診断的意義
6.1 二重造影における胃小区像の診断的意義
6.2 胃粘膜の組織構造と組織変化
6.3 二重造影における胃小区像とその意義
6.4 胃小区(アレア)像
6.5 粘膜ヒダ像
6.6 まとめ
 症例6-1 粘膜ヒダがF境界線の目安となる
 症例6-2 胃底腺粘膜領域内の小さな0-Ⅱc型癌
 症例6-3 凹凸の表現が質的診断を可能にした胃底腺粘膜領域内の0-Ⅱc型癌
 症例6-4 胃小区像の描出と読みが0-Ⅱb型病変のX線診断を可能にする
 症例6-5 微細病変のX線診断は胃小区像の描出と分析に始まる
 症例6-6 微細病変のX線診断には凹凸像と胃小区像の描出と分析が重要
 症例6-7 病変境界の描出と胃小区像の読みがX線的な良悪性判定につながる
 症例6-8 1年前に発見できなかった潜在的LP型癌
第7章 X線的な胃癌深達度診断の考え方
7.1 X線的な胃癌深達度診断の求め方
7.2 X線的な胃癌深達度診断の指標となる所見
7.3 胃癌肉眼型分類は胃癌深達度診断の粗な指標になり得る
7.4 肉眼型と深達度診断の指標となる所見
7.5 まとめ
 症例7-1 1型(腫瘤型),深達度MP
 症例7-2 2型(潰瘍限局型),深達度MP
 症例7-3 3型(潰瘍浸潤型),深達度MP
 症例7-4 3型(潰瘍浸潤型),深達度SE
 症例7-5 3型(潰瘍浸潤型),深達度MP
 症例7-6 4型(びまん浸潤型),深達度SE
 症例7-7 Ⅱc型類似進行癌,深達度SS2
 症例7-8 Ⅱc型類似進行癌,深達度MP
 症例7-9 Ⅱc型類似進行癌,深達度SS
 症例7-10 進行型(3型)類似早期癌,深達度SM2
 症例7-11 Ⅱa型表在型癌,深達度M
 症例7-12 噴門部前壁のⅡa+Ⅱc型表在型癌,深達度SM2
 症例7-13 表面形態がⅡc型を呈したⅡa+Ⅱc型表在型癌,深達度SM2
 症例7-14 Ⅱa+Ⅱc型進行癌,深達度SS
 症例7-15 Ⅱa+Ⅱc型進行癌,深達度MP
 症例7-16 陥凹内のSMT様隆起を呈した小さな未分化型のⅡc型表在型癌,深達度SM2

【発見例 100例】
症例001 49歳,女性 未分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例002 38歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例003 60歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例004 69歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例005 66歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例006 65歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例007 73歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例008 73歳,女性 分化型Ⅱc型癌
症例009 58歳,女性 未分化型Ⅱc+Ⅲ型癌
症例010 38歳,男性 慢性萎縮性胃炎
症例011 50歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例012 51歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例013 57歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例014 54歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例015 71歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例016 66歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例017 56歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例018 53歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例019 56歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例020 63歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例021 52歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例022 73歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例023 58歳,男性 4型癌
症例024 60歳代,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例025 59歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例026 68歳,女性 分化型Ⅱc型癌
症例027 50歳代,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例028 66歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例029 61歳,女性 分化型Ⅱc型癌
症例030 60歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例031 69歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例032 54歳,女性 4型癌
症例033 59歳,女性 胃MALTリンパ腫
症例034 40歳,女性 未分化型Ⅱc+Ⅲ型癌
症例035 56歳,男性 胃潰瘍瘢痕
症例036 70歳代,男性 分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例037 68歳,男性 分化型Ⅱa型癌
症例038 73歳,男性 分化型Ⅰ+Ⅱa型癌
症例039 60歳,男性 未分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例040 75歳,男性 未分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例041 57歳,女性 分化型Ⅱc型癌
症例042 61歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例043 54歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例044 58歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例045 64歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例046 66歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例047 56歳,男性 未分化型Ⅱc+Ⅱa型癌
症例048 51歳,女性 分化型Ⅱc型癌
症例049 54歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例050 64歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例051 65歳,男性 未分化型Ⅱc+Ⅲ型癌
症例052 40歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例053 43歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例054 60歳,男性 分化型Ⅱc+Ⅱa型癌
症例055 70歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例056 43歳,男性 未分化型Ⅱc型癌
症例057 68歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例058 57歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例059 45歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例060 70歳代,男性 分化型Ⅱc+Ⅱa型癌
症例061 40歳,女性 胃悪性リンパ腫
症例062 68歳,男性 分化型Ⅱc+Ⅲ型癌
症例063 61歳,女性 胃MALTリンパ腫
症例064 56歳,男性 胃潰瘍瘢痕
症例065 43歳,男性 胃潰瘍瘢痕
症例066 56歳,女性 分化型Ⅰ型癌
症例067 70歳,男性 分化型Ⅱa型癌
症例068 72歳,男性 分化型Ⅱa型癌
症例069 68歳,女性 分化型Ⅱa+Ⅰ型癌
症例070 79歳,男性 分化型Ⅱa型癌
症例071 59歳,男性 分化型Ⅰ型癌
症例072 62歳,男性 分化型Ⅰ+Ⅱa型癌
症例073 77歳,男性 分化型Ⅱa型癌
症例074 63歳,女性 分化型Ⅰ型癌
症例075 60歳代,男性 分化型Ⅱa型癌
症例076 80歳,男性 分化型Ⅱa型癌
症例077 77歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例078 69歳,男性 分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例079 61歳,男性 分化型Ⅱc型癌
症例080 56歳,女性 未分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例081 72歳,女性 分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例082 64歳,女性 未分化型Ⅱc型癌
症例083 41歳,女性 未分化型Ⅱc+Ⅲ型癌
症例084 66歳,女性 分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例085 53歳,男性 3型癌
症例086 61歳,男性 1型癌
症例087 67歳,男性 4型癌
症例088 73歳,男性 分化型Ⅰ+Ⅱa型癌
症例089 70歳代,男性 1型癌
症例090 71歳,男性 1型癌
症例091 35歳,女性 1型癌
症例092 60歳代,男性 4型癌
症例093 80歳,女性 3型癌
症例094 73歳,女性 2型癌
症例095 50歳,男性 未分化型Ⅱa+Ⅱc型癌
症例096 60歳代,女性 3型癌
症例097 62歳,男性 2型癌
症例098 50歳代,男性 胃GIST
症例099 59歳,男性 2型癌
症例100 40歳,女性 胃MALTリンパ腫
参考文献
索 引

見本ページ
準備中

複数施設からの提供症例を収載しているため,症例画像ギャラリーは公開できません.代わって,書籍の特徴を示す見本ページを公開予定です.